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【東京店イベント】「わたなべ木工」 “生活の道具”展示・販売会
日程 : 2023.02.17-02.262月17日(金)〜26日(日)の10日間、福島県は喜多方に工房とギャラリーを構える木工所「わたなべ木工」のイベントを開催致します。
先だって、インスタグラムにも少し載せておりますが、職人手作りの以下のアイテムが店頭に並びます。
・木のお皿・カトラリー(スプーン、フォーク、箸)・カッティングボード・カップ・炒めベラ・フォトフレーム・アクセサリー
冬季はシーズンオフということもあり、工房自体は閉鎖されて居るため少量の入荷となっております。
ご興味のある方は是非お問合せ下さい。
■「わたなべ木工」について
「わたなべ木工」は
『使い手と共に風合いを深め、やがては土に還る。森の命が宿る、木のものを創りたい』
という想いを胸に、”木挽き”職人の渡部謙一さんが営む工房です。
”木挽き”とは、山から切り出した原木を用途にあわせて挽く職人の総称。
そういった職人を”木挽き”もしくは”木挽き職人”と呼びます。
■”木挽き職人”渡部謙一さんについて
まず、渡部さんの作り出す道具についてお話しする前に、渡部さんについて少しお話しします。
渡部さんは木工歴50年という熟練の木挽き職人。
お祖父さんも木挽きだったという渡部さん、職人としてのキャリアは10代からスタート。
ですが、それのみに留まらず、20代の頃は東京の高円寺でブルースのお店もされていたりと一風変わった経歴をお持ちです。
ちなみに、その時のブルースのお店の内装もご自身で手掛けられたそう。その内装が評判を呼び、ブルースマン達に愛されるお店だったようです。
お子さんが生まれたことを機に、現在お住まいの会津は喜多方へ移住。以来、会津の自然の中で物作りをされています。
■渡部さんの生み出す道具たち
そんな渡部さんの生み出す道具達は、素朴で温かみのあるものばかり。
素材は主に廃棄されてしまう間伐材(森を育てる途中で間引かれる木)。仕上げも自然素材を使用しています。
最近は、SDGsや自然素材といった言葉が耳目を集めていますが、渡部さんはそんなことが騒がれる前から当然のように行っていました。
こちらのカップは樹齢100年の桜の木から作られていますが、これにもストーリーが。
地元の小学校に生えていた樹齢100年ほどの桜の木。倒れそうで子供たちが怪我をしたら大変だからと伐採されたそう。
そのまま廃棄されては可哀想だからと渡部さんがカップを作りました。
その他にも、渡部さんが使う木の種類は生活に身近なものばかり。
くるみ、栗、桑、エンジュなど地元の木を使って生み出されています。
仕上げは渋柿のタンニンや、ミツロウ、えごま油などで塗装を。
そうして仕上げられた道具達は、どれもそれぞれに表情が違います。
角形のお皿や長方形のお皿はアクセサリーや眼鏡を置くトレーにもぴったりですし、勿論和菓子などを載せてもとても素敵です。
丸いお皿は、焼き上がったトーストを載せたりすると湿気を吸ってくれて、パリッと美味しく食べられます。
軽くて手に馴染むカトラリーや木べら、食卓を素敵にしてくれるカッティングボード、思い出を優しく彩るフォトフレームに、ころんとしたフォルムのアクセサリ。
どれも、あなたの生活に少しだけ温もりを添えてくれる道具たちです。
かしこまらずに、見るだけ見に行ってみようかな?くらいの心持ちでいらして頂ければと思います。
特別なものは置いていません。生活に使う、日常の道具が並んでいるだけです。
お気軽にお越し下さい。
展示期間:2月17日(金)〜26日(日)
展示場所:折角堂 東京