- EN
- JP
【神戸店】Yuki Iwasaki Trunk Show
日程 : 2024.11.09-11.24 場所 : KOBE11月9日(土)〜11月24日(日)の期間、神奈川を拠点に活動しています「Yuki Iwasaki」の岩崎有樹さんのイベントを開催いたします。
期間中の9日と10日は岩崎さんに在廊していただきます。
今回は新モデルを多数製作していただいており、そのサンプルを見てオーダーしていただけます。
岩崎さんは今回のイベントに際して「イベントをするからといって特別に伝えたいことはないけれど、実際に作った眼鏡を見て判断していただければ嬉しい」というようなことをおっしゃっていただきました。また、「足を運んできてくださる方がいるならすごくありがたい」とも。
今回のイベントは、以前にも岩崎さんの眼鏡を手に取っていただいた方にも楽しんでいただけると思っています。と言うのも、先日もインスタグラムでもいくつかお伝えしたことですが、個人的には岩崎さんが製作したものの「らしさ」みたいなものが彼の独立4年を経てしっかりと確立された様な気がしています。
それは眼鏡単体でもそうですし、図面にした際のいわゆる”デザイン”を見ても同様に思うところで。ブランドネームが入っていなくても確かに「岩崎さんの眼鏡」です。
1−2年目の頃の青さと言いますか、「自分らしさを出さなければ」みたいな部分が程よくほぐれてきて、自然な形で岩崎さんらしさが出てきています。
※画像は日常遣いの私物です。
もちろん今までの様な張り詰めた、どこか緊張感のあるディテールも僕は好きですし、実際にその頃の眼鏡をよく掛けています。
一方で、今の岩崎さんだからこそ出せる嫋やかなラインみたいなものはすごく活きてきていて、彼の持つ磨きの良さをより引き出していたり、俗に言うコアなデザインのフレームがより魅力的に見えたり、未来から見たら過渡期になるのかもしれない、今この瞬間の岩崎さんが見られるんじゃないかなと思います。
この数年彼を近くで見てきましたが、時を経て彼の特徴は少しずつ変容してきたと思います。磨きの美しさからくる艶と彼だけが作れるマットシリーズはその象徴的な存在です。相反する要素が一人の手からできていますから。そのように彼の特徴は複合的で、年々一言で表現するのが難しくなってきている様に思います。我々のすべき部分としてそれを表現することを手放さず、皆様に届く様にと思いつつも良い形でそれが難しくなってきているのは喜ばしい。そして、我々が言葉を尽くしてお伝えできること以上に彼が製作した物から感じていただけることはあると思いますので、それは是非手に取ってみていただきたいなと思います。