“BALENCIAGA”や”GENTLE MONSTER”を筆頭に、GIVENCHY、LOUIS VUITTON、LOEWEなど、名だたるブランドが近年ハイカーブサングラスを発売しています。

そのようなかっこいいサングラスを度付きで掛けたいけど、カーブの強いサングラスは度付きにするのが難しいと思い、諦めていませんか？

私が眼鏡業界に入った20年前は、かなり弱い近視の方にしか対応が出来ず、見え方も決して良いものではありませんでした。しかし、レンズメーカーの技術の進化により、今ではハイカーブでも見え方の良いレンズが開発され、度数の対応範囲が広がり、複雑なレンズ加工もできるようになりました。

私自身も乱視度数が強くハイカーブサングラスの度付きを諦めていましたが、この機会に製作してみたのでどのような仕上がりになったかをご紹介します。

今回はこのような度数データやレンズ種類で注文しております。

《度数データ》
右）S -2.00 C -2.25 Ax 160 ADD +1.00 PD 32.5
左）S -2.50 C -2.50 Ax 180 ADD +1.00 PD 34.5

《使用したレンズ》
HOYALUX RFスポーツ1.60(遠近両用レンズ)

《使用したオプション》
・カラー・・・・・・・もとのレンズにカラーを近づける“見本染色“という方法で依頼しました。
・ミラー・・・・・・・もとのレンズがシルバーミラーだったので、同じようにシルバーミラーを選択
・カーブ指定・・・・・8カーブ
・偏心・・・・・・・・レンズが横に長い為、レンズサイズを確保するような加工。
・ファセット加工・・・部分的にレンズの厚みを薄く削る加工。

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BEFORE　FRONT

AFTER　FRONT

BEFORE FRONT SIDE

AFTER FRONT SIDE

BAFORE SIDE

AFTER SIDE

BEFORE BACK

AFTER BACK

【仕上がりについての感想】
度付き製作する上で、レンズ外側（耳側）のデザインを少しだけ変更が必要となりました。
このモデルがかなり特殊な作りだった為、変更せざるを得なかったのですが、着用すると全く違和感の無い仕上がりでした。
レンズカラーは少し色味に違いはありますが、そこまで大差は無い仕上がりかと。
見え方は弱い遠近で製作をしましたが、普段使用している遠近と全く差を感じないレベルで、予想以上の快適さでした。
メーカーさんもこんな複雑なサングラスを度付きで注文されると思っていなかったらしく、少し困惑をされていたようですが、総じて素晴らしい仕上がりでした。
このモデルでこの仕上がりだったので、もう少し一般的なデザインでしたらより完成度が高くなると思います。

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ここからは使用するレンズや、簡単に製作条件を紹介します。

単焦点・・・”NULUX RFスポーツ”シリーズ
詳細はこちら NULUX RF SPORTS

遠近両用・・”HOYALUX RFスポーツ”シリーズ
詳細はこちら HOYALUX RF SPORTS

RFスポーツシリーズは偏光レンズや調光レンズでの製作も可能で、曇りにくいコーティングや傷に強いコーティングなども選ぶ事ができます。

《製作条件》
・S(球面度数)＋C(乱視度数)＝-5.00まで。遠視の場合+3.00まで。
・PD(瞳孔間距離)が狭いと、レンズサイズが足りない場合があります。
・フレームが大きくなるにつれ製作が難しくなります。
・特殊な素材、形状、デザインは製作出来ない事もあります。

【こだわりポイント！】
折角堂ではHOYA松島工場（長野県）と連携し、レンズの製作からフレームへの枠入れまで一貫して製作していただきます。そうする事でフレームのカーブやそり角などを考慮し、見え方が最適になるようHOYA独自の補正を入れていただきます。最新のレンズ設計と最先端の加工技術で製作しますので、他の眼鏡店で断られた方や、以前に作ったけど見え方が良くないという方にもおすすめです。

まずは気軽にご相談ください。
※度数データとフレームの写真をメールいただくと、より正確な見積もりが出せます。