- EN
- JP
【神戸店イベント「岩崎 有樹」の取り扱いとイベントの開催】
日程 : 2023.03.04-03.12 場所 : 神戸店2023年3月4日(土)〜12日(日)、神奈川で眼鏡を製作している「岩崎 有樹」さんのイベントを開催いたします。
眼鏡は工業的に作られるものが多い中、高い技術とクオリティを持ち1人で製作されている岩崎さんは稀有な存在だと思います。
3月4日(土)と5日(日)に在廊していただく予定です。
お話をされたい方、ご興味のある方はぜひお越しください。
彼の作品を見た感想は以前の告知の時にお伝えいたしました。
真面目にきっちりと、力強さのある眼鏡をたくさん製作しています。
工程の一つひとつに妥協を許さず、その結果100点の素晴らしい眼鏡が出来上がるような。
本当に完璧主義。プロダクトに対して全然妥協しないので、取り扱いするこちら側も身が引き締まる思いです。
そうして作られた眼鏡たちの良さは、普段眼鏡を掛けない方が見ても、質感や雰囲気で「何か違うな」というのがわかっていただけるのではと思います。
.
東京店でのイベントの際は6mmの生地を使用したモデルを中心とした展開でした。これは一般的な厚みの生地です。
今回からは8mm生地を使用したモデルを含め製作しています。
彼のプロダクトの良さの一つに「意図が伝わる」というのがあります。
意外と「なんとなく」で済ませてしまいそうなところをそうせず、きちんと目的を持ってプロダクトを製作。
今回、8mm生地を始めたのも表現したいものがあったからです。当初は「表面張力」と表現していた嫋やかな曲線を眼鏡で作り出そうとした際、従来の6mm生地では厚みが足りずできなかったそうです。
なんとなく「8mm」にこだわる方が多い中、そうしてしっかりと意図を持って始められたシリーズ。
その厚みを活かした彫刻のようなシリーズも展開しています。
これは金ヤスリを用いて全てのラインを手で少しずつ削り、独特の風合いを出しています。
他のフレームと同じアセテートを使用しているのに、他の素材のように見えるのは「眼鏡じゃない何か」に昇華されようとしているようにも思えてなりません。
同じモデルでも艶のある無しで大きく変わる、それぞれに意図のあるフレームです。
素敵なフレームばかりですので、ご興味のある方はぜひ期間中お越しください。