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別注カラー…[折角堂店主のコラム]
折角堂をオープンする半年程前の2014年秋。
オリジナル眼鏡を小ロットで製作してくれる職人さんを探して、よく鯖江に通っていた頃です。
偶然にも同僚の紹介で知ったMEGANEROCK(メガネロック)。
眼鏡業界にアンテナを張っている私でも聞いた事の無い、産まれたばかりのブランドでした。
昔ながらの家屋に怪獣や漫画のフィギィアがたくさん並べられ、旧式の機械にはステッカーがバンバン貼られており、雨田さん色に染められた工場はセンスとワクワクが詰まっており、商品を見せてもらう前から魅了されてしまったのを今でも覚えています。
雨田さんの人柄は快活。快くすぐに製造工程を見せて頂き、改めて眼鏡の製造を細かく知る機会となりました。
その場でMEGANEROCKの取扱を決心し、あわよくば今後当店のオリジナル眼鏡を製作して頂けないか?と相談をしました。
その時の答えは、 No! でした。
自分のブランドを育てたいので今は他の事をやらない!という強い信念による返答でした。
今思うと、まだお店も無いし信用も無い人間が厚かましいお願いをしてしまったな…と反省。
それと同時に、芯の強い雨田さんといつかコラボをしたいと思った瞬間でした。
それから5年が経った2019年。
MEGANEROCKの知名度が上がりファンも増え、当店での売上も安定をし始めた事を機に、別注カラーという形で念願のコラボを実現しました。
出会った当初は折角堂のオリジナルフレームを作って欲しいと意気込んでいましたが、今となっては雨田さんのデザインに私が提案したいカラーを作ってもらうというスタイルがベストだったと確信しています。
毎回好評頂いている別注企画ですが、今回は私自身が最も好きな品番VECTOR 006を特別カラーで製作して頂きました。
前回の006別注カラーは無難に黒でしたが、今回は攻めよう!とインラインでも今までに使用した事の無い、折角堂ならではの生地でお願いしました。
私が選んだ黒と黄色の鼈甲柄は、006の存在感をより際立たせ、既存のカラーには無いインパクトが出たのではないかと自負しております。
今回の別注カラーは特にMEGANEROCKファンの方に提案したいと思い、少し癖の強いカラーにしております。
このような時期だからこそ、ファンの方と店頭で色々とお話ししたいという思いを込めております。
皆様と店頭でお会いできるのを楽しみにしております。
長文読んで頂きありがとうございます。
高橋
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店主私物 VECTOR 006