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眼鏡店としての提案 -フラットレンズ-

眼鏡店としての提案 -フラットレンズ-

【2022年4月 追記】
フラットレンズの注文用ページを作成しました。
ご興味のある方はこちらからご覧ください。

フラットレンズオンラインショップ


折角堂では、度付きのフラットレンズ、度なしのフラットレンズなどの特殊なレンズや、その他一般的な眼鏡レンズに各種対応しています。
その上で、眼鏡店としてのこだわりを持ち、度付きでも度無しでもフラットレンズをお入れすることを推奨しているブランドがあります。

ひとつは「guépard」もう一方は「七六」
両者に共通するのは「伝統と懐古」。guépardは1940〜50年代のフレンチヴィンテージを再現しているブランドであり、七六は伝統的な素材である「サンプラチナ」を使用し、手曲げという伝統製法で製作されています。

なぜこれらにはフラットレンズを提案しているのか。
現代ではレンズの加工技術が発達し、様々な曲面に合わせられるレンズや歪みの少ない、機能的で高性能なレンズが製作されています。
一方で、guépardや七六の場合はコンセプトとして、それぞれのブランドが背景として持つ伝統などを踏まえ、レンズの加工技術が発達していなかった時代のものと外見上同じにしつつ、フレームカーブとレンズカーブを合わせることで歪みのない見え方を保持しています。

guépardは当時のものと同様に、カーブの浅いフロント設計を前提として作られており、同様に七六もフロントが真っ直ぐなものが多く製作されています。これらのフレームの負担の軽減と、レンズとフレームそれぞれの干渉が引き起こす歪みの発生を防ぐため、あえてフラットレンズを入れています。
また、コーティングも同様です。guépardが表現するフレンチヴィンテージや七六の素材「サンプラチナ」が眼鏡製作の主流だった時代に使用されていたレンズは、コーティングの技術が発達しておらず現在のような様々な効果を有するものはありませんでした。そこで、外見だけでも当時のものと同じにするため、マルチコーティング、すなわち反射防止コーティングを前面のみ取り除いています。そうすることで、表面のみ反射がするという特殊なレンズを提供しています。

フラットレンズに使用するレンズ設計は非球面レンズを採用しています。歪みが少なく、視野や見え方の確保に大きな力を発揮するレンズです。

度付フラットレンズは取り扱い店が少なく、対応できるお店を探して当店までご連絡をいただいたお客様もいらっしゃいます。オンラインショップをご利用の場合にも、眼科での処方箋やお使いの眼鏡のデータがありましたら当店でもおつくりできますので、良ければお問い合わせくださいませ。
また、こちらは店頭のみにはなりますが、遠近や中近といった累進レンズでもお作りできます。
度なしフラットレンズでも当店が別注しているオリジナルカラーも多数あります。オリジナルのguépardを作成したい方に人気です。

眼鏡として見え方を重視しながら、眼鏡の製法やコンセプトといったモノのアイデンティティを踏まえ、ファッション性やこだわりを無碍にすることのない、折角堂だからできる提案だと考えています。
眼鏡店としての提案と、プロダクトに寄り添いコンセプトを大切にする、眼鏡店として本来持つ以上の提案をし続けていきたいと思います。

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