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MEGANEROCK VECTOR 004のご紹介
今回は、MEGANEROCK VECTOR 004のご紹介です。
セルロイドで作成していた頃から高い人気を誇り、MEGANEROCK VECTORシリーズにおいても、入荷後すぐ完売してしまう、大人気モデルです。
VECTOR 004の特徴は、その大ぶりな玉型と絶妙な曲線のバランスです。外径はかなり丸みを帯びて見えますが、玉型を意識して見てみると四角形の角を落としていった様な形に見えます。VECTOR 003とは違い、目尻の方が垂れ下がった様な印象です。この眼鏡をかけてみると、そのサイズ感や象徴的な佇まいから、癖のあるデザインにも見えますが、同時に優しげな印象も持たせます。大ぶりでしっかりとした厚みを持っていますが、ブリッジやテンプルはそれほど太くないメリハリのついたデザインなので、一方では個性を、一方では繊細さを醸し出す、気の利いたデザインだと思います。
この眼鏡のデザイン上の特筆すべきディテールが、テレビジョンカットとキーホールです。テレビジョンカットとは、昔のブラウン管テレビの形の様に、縁からレンズにかけて、斜めのカッティングが入った形状のことです。これにより、奥行きや立体感を演出することが可能になります。
かなり太くしっかりした縁がある本モデルは、テレビジョンカットが入っていることによってその角度から見てもフレームに独特の表情が生まれ、角をとることで全体的に丸さを含ませ、統一感をももたらしています。
加えてブリッジ下部のキーホール、テレビジョンカットと併せ上述の様な繊細な部分を演出することで、太めのリムの中の爽やさ、穏やかさを演出しています。実用面でも鼻幅を狭くし、かけやすくできるなどのメリットも存在しています。
この手間のかかる2つの工程が、フレーム全体のバランスをとり、統一感を出しています。従来の眼鏡にありそうでなかった、絶妙なデザインの一端はこの様な部分にあると思います。
今回は、サングラスとしての作品となっています。フレームとレンズカラーのチョイスはさすが雨田さんの一言です。絶妙なセレクトになっています。眼鏡としても利用ももちろん可能ですし、折角堂では別注カラーの黒を作成して頂きました。眼鏡にしてもサングラスにしても間違いのないカラーです。ブラウンやブルーのレンズを入れてみても相性が良く、かけやすいと思います。よければ是非かけに来て下さい。